Ｖｏｌ．６
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『 lamentation 』
その階段は何処まで続くのですか
扉の向こうには何があるのですか
僕にはまだ何も見えやしない
辺りは深い霧のようだ
僕にはまだ何も決められやしない
手のひらからこぼれてゆくだけ
だけど僕は扉を開けるわけにはいかない
まだやるべき事が沢山あるから
だけど僕は全て打ち明けるわけにはいかない
まだ守るべき物がきっとあるから
数々の疑問と論理に感謝します
いつも永遠なる繰り返しと偶然に・・・
真夜中の実験室で
僕はガラスビーズを何度も落下させていたんだ
〜他界した恩師に捧ぐ〜
『 無力な僕は 』
誰かがきっと得をしている
誰もがきっと損をしている
もし君が海を渡ろうとするのなら
もし君が境界を越えてしまったのなら
きっとまだ間に合うさ
風向きを変える事ができれば
誰かが何処かで笑っている
誰もが何処かで泣いている
もし君が雑草を刈り取ろうとするのなら
もし君が花を踏み潰してしまったのなら
きっとまだ間に合うはずさ
暖かい季節が訪れれば
傷ついた言葉はもういらない
繰り返される過ちは見たくない
終わりのない道を歩いていたって
出口はどこにも見つからない
無力な僕は
海の向こうで眺めてるだけ
そして月明かりに祈るだけ
時代が変わるのを待っているだけ
ただ僕はいつもの朝を待っているだけ
『 僕の中の R & R 』
昨日の夜ＴＶを観た
冷たいニュースが終わり
懐かしいメロディ
あの頃僕は校庭を抜け出し
海まで駆けていた
しばらく忘れていたけれど
また耳傾けて
よみがえるメロディ
いつしか僕と仲間達は
朝まで夢を数えていた
僕の中の R & R
教えてくれてありがとう
混沌の時代に
まだ終わらない世界に
口ずさむメロディ
吠える愛の世代達は
はるかな海を越えていた
センチメンタルなラブ・ソング
ふと想い返せば
きらめきのメロディ
履きつぶしたバスケットシューズ
今も忘れない
僕の中の R & R
届けてくれてありがとう
『 こんな夜には 』
蒼い月すこし傾いて
丘の麓で僕は眠る
いつか出会った旅人は
真実を探しつづけていた
そのころ僕は
居場所を求めてさまよっていた
さっきまでの憂鬱は
月明かりの闇に焦がしてしまえ
あたりまえの事だけれど
やがて静かな夜明けがやってくる
どんなに悲しくても
僕とは無関係に陽はまたのぼる
星の雫ひとつこぼれて
干草に僕は背伸びする
楽しかった想い出は
いつか薄れてゆくけれど
どうしようもない悲しみは
心の隙間からあふれてくる
灰色の言葉達は
数えきれない星屑で埋めてしまえ
あたりまえの事だけれど
やがて静かな夜明けがやってくる
どんなに悲しくても
僕とは無関係に陽はまたのぼる
『 ｓｏｍｅｔｉｍｅｓ 』
毎日でたらめに飛び出して
あてなき轍を追いかけて
ｇｅｔ ａｗａｙ ｆｒｏｍ ｉｔ ａｌｌ
とまどって 逆らって
ｓｏｍｅｔｉｍｅｓ
僕は凍てついた海にダイヴする
昨日までのくだらない冥想
やりかけの仕事と構想
ｇｅｔ ａｂｏｖｅ ｏｎｅｓｅｌｆ
つかまって 鎖されて
ｓｏｍｅｔｉｍｅｓ
僕は深い海に落ちてゆく
誰かが残したメッセージ
たった今始まるこのステージ
ｇｅｔ ａｗａｙ ｆｒｏｍ ｉｔ ａｌｌ
飲み乾して 吐き出して
ｓｏｍｅｔｉｍｅｓ
僕は凍てついた海にダイヴする
とまどって 逆らって
ｓｏｍｅｔｉｍｅｓ
僕は凍てついた海にダイヴする