Vol.9

Keep Question & Enjoy your life!★

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『 I'll remember you 』

I'll remember you
激しい雨が降り続いても
世界中の人が通り過ぎてく中
列車を待つプラットホームで

I'll remember you
風が凪いでいるときも
春を待つ水鳥たちの群れの中
凍てついた湖のほとりで

I'll remember you
僕が独りぼっちのときも
すべてが手のひらからこぼれてゆく
小さな窓辺にもたれながら

I'll remember you
君と僕との境界線
伝えられなかった言葉があふれてく
いつの日も いつまでも


I'll remember you
ずっと昔の記憶の中
その答えが見つからなくても
ブルーにこんがらがって

I'll remember you
色褪せた想い出も
そっと夜風に運ばれて
長い夢の中にとけてゆく

I'll remember you
遥か夜空のすみっこで
瞬く星に願いをこめて
君にも見えるその星に

I'll remember you
君と僕との境界線
伝えられなかった言葉があふれてく
いつの日も いつまでも




『 タンデムシートで 』

タンデムシートで彼女は
空が高いとつぶやいた

タンデムシートで彼女は
トンネルが暖かいとつぶやいた

タンデムシートで彼女は
街を見下ろせるとつぶやいた

タンデムシートで彼女は
小さな花が咲いているとつぶやいた

タンデムシートで彼女は
いい音だねとつぶやいた

タンデムシートで彼女は
風が見えるとつぶやいた

タンデムシートで彼女は
どこまで行くのとつぶやいた

タンデムシートで彼女は
見えない境界線をくぐり抜けた

タンデムシートで彼女は
僕の鼓動が聴こえるとささやいた


そして彼女は
僕の青い風になった




『 君の声が聴こえる 』

想像してごらん
青い空、白い雲を追いかけ
ゆっくりとながれてく
ハンググライダーにのって
風をつかまえにゆく
眠れぬ夜は
想い出してごらん

想像してごらん
暮れゆく宵のとき
青い鳥が飛び立って
茜色の空に見つけた
キラキラ輝く一番星を
眠れぬ夜は
想い出してごらん

想像してごらん
朝霧に煙る森の朝
夜露の雫、若葉をなぞって
静かだけれど力強く
またここから始まってゆく
眠れぬ夜は
想い出してごらん

君の声が聴こえる

またうまくいかないかも知れない
出来ることしか始められないかも知れない
でも憂鬱な思いは深い海に沈めて
きっとどこかに出口があるはず
いつものように目が覚めれば
新しい夜明けが待っている

眠れぬ夜は
想い描いてごらん

僕はいつだってここにいる

眠れぬ夜は
想像してごらん

君は独りぼっちじゃない



『 Heaven 』

僕は天国に行ってるよ

僕は君にふさわしくない人間だから

少し先に行ってるよ



僕は君との場所に行ってるよ

もう一度 君と笑い会えた時や

君と喧嘩した場所を探して



僕は長い旅に出るよ

僕が人生で一番楽しかった時を

君と過ごした想い出を持って



青い鳥が呼んでるよ

僕の名前を呼んでるよ

天国への階段を歩けば

悲しみは消えてゆくのかな



僕は天国に行ってるよ

僕は君にふさわしくない人間だから

少し先に待ってるよ



『 君の幸せ 』

愛されるのに資格はいらない
風にゆれる 菜の花のように
空を見上げていればいい
出来ることは何か 考えてみた
僕は君の味方
遠く 離れていても
君が笑顔になるまで


愛するのに心配はいらない
群青色の 空のように
澄みきった心でいればいい
出来ることは何か 考えてみた
僕は君の薬箱
過去も 未来も
君が笑顔でなけりゃ


胸が張り裂けそうなときも
ありふれた日常も
裏切りの毎日も
過ぎてゆく季節の中で
誰もがみんな越えてゆく


愛されるのに資格はいらない
野に咲く 菜の花のように
空を見上げていればいい
出来ることは何か 考えてみた
僕は君の味方
遠く 離れていても
君が笑顔になるまで